結露はだめ?
結露の原因
結露は飽和水蒸気量が小さくなり、空気中の水分が飽和水蒸気量より多くなった場合に発生します。温度が低い場合には飽和水蒸気量が小さくなるため、冬場など温かい室内と寒い屋外など温度差ができることで飽和水蒸気量が小さくなり結露が発生しやすくなるということになります。他には冷蔵庫などから食品を取り出した場合に急激に水分の多い外気に触れ表面に水分(結露)がついている場合もあります。
電子機器は水分に弱い
防水加工をしていない電子機器などはとても水分に弱く基板に水分がつくなどした場合にはすぐに故障してしまいます。ケミオットが採用する親機・センサなども防水機能がないので水分は厳禁です。ただし、水分が直接つくなどしない場合でも「結露」によって水分が生じ基板などにつくような状態も防ぐ必要があります。(※一般的に湿度センサなどによくみかけるとは思いますがこれが「結露不可」という理由です)
とはいえ、ビニールハウスなどは水分が必須な環境です。実際のケミオット機器の使用についてはどうでしょうか?
親機
親機は電源コネクタや外側に金属コネクタがあったり特に水分は厳禁です。
そのような環境で安心して親機をお使いいただくために簡易防水・防塵ケースをご紹介しています。
このような簡易ケースは防水だけでなく防塵や冬場の低温の場所での使用にも効果があります。ご利用の環境の必要に応じてお試しください。
子機(センサ)
子機のケース自体は防水となります。ただし、ケース内と外部の温度湿度の換気口として小さな穴が開いています。防水としては直接この穴から水が入らなければ問題ないので通常のビニールハウスでのご利用であれば特に問題になる可能性は少ないです。実際に湿度が100%近い状態でご利用されているユーザ様も多いです。ただ多湿の環境が問題ないとしても上記のように「結露」は温度の差によって生じるものなので湿度が低くても結露が生じる場合があります。そのような場合には結露による水分がセンサ口より基板内部に入らないようにしていただく必要があります。
代案事項
それでも「どうしても結露が心配」という場合にはセンサの換気口が無い完全防水タイプの温度センサもご用意しています。ただし、こちらの場合には
- 湿度データ測定無し
- 温度データ時間に5分以上の遅れが生じる
という制限があります。「5分以上の遅れが生じる」というのは換気口がないために外気温が急激に変化した場合、その温度変化がケース内部に反映されるまでに時間がかかるという現象です。ですので5分以内の急激な温度変化を正しく測定・通知したい場合にはご利用になれません。(※ただし、実際にはこれも通常のビニールハウス環境でのご利用であればそのような可能性も少ないです。)
温度・湿度センサ(KMIOT-AMB)、温度センサ(KMIOT-AMB-T)どちらも費用は同じでお選びいただけますので必要に応じてご指定ください。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
本サービスのシステムはケミオット温度管理システムを採用しております。
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